[進行表]
09:30 開場/選手受付開始
09:40 計量・医事検査開始
10:40 計量・医事検査終了
10:50 開会式/試合進行に関する説明、質疑応答
11:30 試合開始
1回戦 ー 準決勝(4分1ラウンド)
休憩(約20分)
決勝(3分2ラウンド 延長2分)
18:30 全試合終了
18:45 閉会式/表彰式
※時間はあくまで目安です。諸事情により予定通りに進行しない場合があります。
>>>会場へのアクセス
>>>全日本選手権大会 組み合わせ変更
>>>バンテージ使用に関する諸注意
>>>全日本選手権大会 一般観戦に関する諸注意
>>>出場選手・関係者への注意事項
2014年10月8日水曜日
2014年9月12日金曜日
アマ修斗 9/7 新人戦&ワンマッチ 小田原大会 大会レポート
今回で3回目となる小田原フリーファイト
アマチュア修斗、ビギナーMMA、グラップリングの3カテゴリーで開催。
告知が少し遅かったせいか、全部で13試合と少なくアマチュア修斗は新人戦トーナメントライト級1試合、ワンマッチライト級1試合の2試合のみでした。
ライト級ワンマッチはアマ修5戦目の森脇公三(SUBMIT MMA)と初出場の酒井幸助(roots)の対戦。
酒井選手が1R、2R共にトップをキープし続け2R終盤にバックを奪いスリーパーホールドで一本勝ち。
下から反撃を狙う森脇選手に酒井選手のトップキープ力が勝った試合でした。
第12試合 アマ修斗ワンマッチ ライト級3分2R
×森脇 公三(SUBMIT MMA)
S 2R 2’00”
○酒井 幸助(roots)
※スリーパーホールド
×森脇 公三(SUBMIT MMA)
S 2R 2’00”
○酒井 幸助(roots)
※スリーパーホールド
アマ修新人戦トーナメント決勝は青木陽佑(K'z FACTORY)と山口亮(ライジングサン)の対戦。
青木選手のロー、ミドルに対し強烈なフックで前に出る山口選手が徐々にプレッシャーをかけテイクダウンを奪いトップをキープ。立った青木選手も膝蹴りでダメージを与えるも、山口選手が反りなげで再びテイクダウンを奪い終了までサイドをキープし判定0-2で初出場の山口選手の勝利。
エントリー2名だったものの、レベルの高い攻防がある試合でした。
小田原大会では今後もビギナーやアマ修新人を中心に展開して行きたいと思っております。
最後になりましたが、今大会に出場していただいた選手ならびに関係者の皆様、そして協賛頂いたINSPIRIT 様、MOBAT様、electricvisual 様に深く御礼申し上げます。
尚次回大会は12月を予定しております。
roots 土屋大喜
2014年8月27日水曜日
アマ修斗 8/17 中四国新人戦&ワンマッチ大会 大会レポート
今年に入って岡山県内では4回目の開催となるアマチュア修斗大会。
新人対象トーナメントでは中国地方だけで本年4回目となった
「中四国ルーキートーナメント」と、戦績制限無しのワンマッチが実施されました。
お盆休みの最終日とも言える日程に加え、
前々週には同内容で山口でも大会が開催されたこともあり、
出場者数に不安があったものの中四国と関西から36名のエントリーがありました。
開催地の岡山県津山市では5年ぶりのアマチュア修斗開催となった本大会。
以前は選手権大会の常連開催地でもあり、
現在活躍する中四国と西日本出身のプロシューターには馴染深い地である。
また同市から闘裸男が始まったことは、多くの関係者が知るところである。
そういった元々の土壌もあり、
本大会には津山市と津山市教育委員会が後援に付き、
同市の修斗への理解と歴史を感じさせられる大会となった。
大会は1月の井原大会でも実施された「キッズMMA発表会」からスタート。
地元津山市のセコンドアウトから6名、福山市のバーストから3名の児童が参加した。
進行は現在バーストでキッズクラスを受持つ藤井恵さんが担当するという、
豪華な発表会になった。その藤井さんの号令に合わせ1人ずつタックルからマウント、
腕十字の流れを披露。続いてバーストのキッズが大人相手にタックルからテイクダウン、スイープされて下からの腕十字をスパー形式で披露した。
最後にセコンドアウトのキッズによるキックボクシングのスパーリングが行われ、会場からは大きな拍手が贈られた。発表会の閉会式では全員に賞状と記念品が手渡され、緊張が解け満足そうな子供たちの表情に、会場は和やかなムードに包まれた。
そしてアマチュア修斗は戦績が5戦2勝以下の「第3回中四国ルーキートーナメント」からスタート。今回のルーキートーナメントは初出場の選手が多く、
良く言えば粗削りだが闘志に溢れ、悪く言えば打投極の展開に欠く、
活字にしてしまえばありがちな新人戦の印象だが、
無防備な打撃戦の展開にそのダメージを心配してしまう一幕もあった。
とは言えその粗削りなファイトの中にも、
センスを感じる選手を多く見られたのは今大会一番の収穫と言える。
8月3日の山口大会から連続出場となる原猛司 (山口/毛利道場)は、
前大会からの1本かKO決着の記録を伸ばしバンタム級を連続優勝。
一回戦をアンクルで1本勝ちした福永 涼(岡山/ゼロ戦クラブ)が、
清水 雄登 (広島/TKエスペランサ)を判定で破りフェザー級優勝。
ライト級では決勝までをスリーパーホールドで勝ち上がった、
大西 佑磨 (兵庫/総合格闘技ゴンズジム)が
ライト級本命の鎌田 雅也 (兵庫/Kzファクトリー姫路)を判定0-2で破り優勝。
この大西選手は入門してわずか4ヶ月。
その身体能力の高さと動きの的確さに本部席から経歴の確認をしたほどである。
ウエルター級は4名エントリー中、現役高校生が3名という実にフレッシュなトーナメントに。柔道経歴のある井上 慶祐 (広島/TKエスペランサ)が有利と思われたが、
その経歴を若さが覆し高校生の音田 祐輔 (鳥取/PUREBRED鳥取)が優勝。
このウェルター級トーナメントでは、パンチの打合いが多い展開になり、
打撃ディフェンス技術の重要性を再確認した。
ミドル級は2名エントリーで1試合決勝。濱田 直斗 (岡山/アブソリュート岡山)の技術の高さが際立ち、柴田 良介 (広島/TKエスペランサ)を肩固めで仕留め1本勝ちで優勝した。
ワンマッチではベテラン勢の好勝負が続いた。
フライ級の脇山 直明 (大阪/相補体術)が、本島 貴良 (広島/パラエストラ広島)からスリーパーで1本勝ち、続く2試合目は1月の井原オープントーナメント優勝の木村 旬志 (岡山/ゼロ戦クラブ)に3-0で判定勝ち。
バンタム級は関西のベテラン、谷口 友康 (大阪/Team Free Style)が、堀川 滉介 (高知/TEAM一領具足)に3-0で判定勝ちした。
そしてフェザー級は注目の中四国対決が続いた。28戦のキャリアを持つ別所 竜弥 (徳島/アンドレイオス)が、石井 逸人 (広島/総合格闘技道場BURST)と対戦。
いつものスタミナと圧力が感じられない別所に石井が猛攻。すでに中国選手権を制し全日本行きを決めている石井の勢いはここでも止まらず、0-3で大ベテランを退けてみせた。
そしてメインに再び現れた別所は、近藤 洋平 (広島/総合格闘技道場BURST)と対戦。
近藤は23戦というキャリア以上の技術を持つ好敵手。別所の動きが戻るも近藤が凌ぎ攻め、3-0というスコア以上の接戦となり最後は別所が勝利した。
大会MVP賞にはライト級優勝の大西 佑磨 (兵庫/総合格闘技ゴンズジム)が選出。
会場にブースを設けるなど、大会を盛り上げたINSPIRIT様から賞品をご提供頂き、佐藤ルミナ委員長が大西選手に手渡しました。
大会終了後には、アマチュア修斗普及委員長を務める佐藤ルミナ氏による修斗セミナーが開催。このセミナーで特に目を引いたのは、現役プロシューターが多く参加していた点でした。貪欲に技術を習得しようとするその志は、多くのアマ選手に見習って欲しいと感じました。
大会全体を振り返れば、この日の武道場内は非常に蒸し暑く、じっくり観戦するには不向きでした。それでも多くの選手友人や一般観戦者が訪れ、最後まで選手達に声援を送り続ける姿に、アマチュア修斗の素晴らしさを再認識することが出来ました。ただ非常に残念であったのは、ほんの一部による会場使用と運営に対するマナー違反でした。まず申込用紙の記入捺印と参加費の不備、選手登録用紙への未記入欄の多さに加え、グローブなど防具の扱いの悪さとスタッフへの態度。更に加えて、大会終了時のゴミの多さです。長年に渡りアマ大会とプロ興行を手伝って来た地元スタッフ達も、今大会のマナーの悪さには残念がっていました。各道場代表には提出書類の点検と、マナー向上をこの場を借りて申し上げたいと思います。
本大会では多くの地元企業様からスポンサードをいただきました。また地元津山市と教育委員会の御後援を受けての開催は初めての試みでもあり、更に津山市観光協会様からはガイドマップを配布用に頂くなど、地元の多大なる理解と協力があり大会は盛大に無事終了することが出来ました。すでに後援の継続と近隣の自治体からも後援の申し出があり、会場誘致のお話も頂いています。これを受け今後の大会運営についていろいろ検討したいと考えています。また次回TORAO NS主催大会は9月28日に福岡県内で開催が決定しています。
遠方よりエントリーして頂いた選手並びに道場関係者の皆様、本大会運営スタッフと佐藤ルミナ委員長には心から御礼申し上げます。
また最後になりましたが、広島市内でおきました土砂災害に被災された方々には心からお見舞い申しあげます。復興に多くの広島修斗道場関係者が尽力されていると聞いています。
皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。
■キッズMMA発表会
総合格闘技道場BURST(広島県福山市)
小山獅良(こやま しろう/7歳) 伊藤怜海(いとう れい/6歳)
伊藤凛海(いとう るい/7歳)
総合格闘技道場セコンドアウト(岡山県津山市)
樋口晴仁(ひぐち はるひと/11歳) 栃山壱心(とちやま いしん/11歳)
楠竜信(くすのき りゅうしん/11歳) 岩原聖人(いわはら まさと/10歳)
津田太一(つだ たいち/10歳) 吉田琉真(よしだ りゅうま/10歳)
大会MVP賞 大西 佑磨 (兵庫/総合格闘技ゴンズジム)
*INSPIRIT提供
■中四国ルーキートーナメント/フライ級/2名
優 勝 片山 祐作 (岡山/ゼロ戦クラブ水島支部)
■中四国ルーキートーナメント/バンタム級/4名参加
優 勝 原 猛司 (山口/毛利道場)
準優勝 門田 省吾 (広島/総合格闘技道場BURST)
■中四国ルーキートーナメント/フェザー級/7名参加
優 勝 福永 涼 (岡山/ゼロ戦クラブ)
準優勝 清水 雄登 (広島/TKエスペランサ)
3 位 小西 陽平 (鳥取/PUREBRED鳥取)
児玉 亮太 (高知/TEAM一領具足)
■中四国ルーキートーナメント/ライト級/8名参加
優 勝 大西 佑磨 (兵庫/総合格闘技ゴンズジム)
準優勝 鎌田 雅也 (兵庫/Kzファクトリー姫路)
3 位 田中 崇晴 (兵庫/総合格闘技ゴンズジム)
平石 公介 (広島/TKエスペランサ)
■中四国ルーキートーナメント/ウェルター級/4名参加
優 勝 音田 祐輔 (鳥取/PUREBRED鳥取)
準優勝 吉木 蓮 (鳥取/PUREBRED鳥取)
■中四国ルーキートーナメント/ミドル級/2名参加
優 勝 濱田 直斗 (岡山/アブソリュート岡山)
新人対象トーナメントでは中国地方だけで本年4回目となった
「中四国ルーキートーナメント」と、戦績制限無しのワンマッチが実施されました。
お盆休みの最終日とも言える日程に加え、
前々週には同内容で山口でも大会が開催されたこともあり、
出場者数に不安があったものの中四国と関西から36名のエントリーがありました。
開催地の岡山県津山市では5年ぶりのアマチュア修斗開催となった本大会。
以前は選手権大会の常連開催地でもあり、
現在活躍する中四国と西日本出身のプロシューターには馴染深い地である。
また同市から闘裸男が始まったことは、多くの関係者が知るところである。
そういった元々の土壌もあり、
本大会には津山市と津山市教育委員会が後援に付き、
同市の修斗への理解と歴史を感じさせられる大会となった。
大会は1月の井原大会でも実施された「キッズMMA発表会」からスタート。
地元津山市のセコンドアウトから6名、福山市のバーストから3名の児童が参加した。
進行は現在バーストでキッズクラスを受持つ藤井恵さんが担当するという、
豪華な発表会になった。その藤井さんの号令に合わせ1人ずつタックルからマウント、
腕十字の流れを披露。続いてバーストのキッズが大人相手にタックルからテイクダウン、スイープされて下からの腕十字をスパー形式で披露した。
最後にセコンドアウトのキッズによるキックボクシングのスパーリングが行われ、会場からは大きな拍手が贈られた。発表会の閉会式では全員に賞状と記念品が手渡され、緊張が解け満足そうな子供たちの表情に、会場は和やかなムードに包まれた。
そしてアマチュア修斗は戦績が5戦2勝以下の「第3回中四国ルーキートーナメント」からスタート。今回のルーキートーナメントは初出場の選手が多く、
良く言えば粗削りだが闘志に溢れ、悪く言えば打投極の展開に欠く、
活字にしてしまえばありがちな新人戦の印象だが、
無防備な打撃戦の展開にそのダメージを心配してしまう一幕もあった。
とは言えその粗削りなファイトの中にも、
センスを感じる選手を多く見られたのは今大会一番の収穫と言える。
8月3日の山口大会から連続出場となる原猛司 (山口/毛利道場)は、
前大会からの1本かKO決着の記録を伸ばしバンタム級を連続優勝。
一回戦をアンクルで1本勝ちした福永 涼(岡山/ゼロ戦クラブ)が、
清水 雄登 (広島/TKエスペランサ)を判定で破りフェザー級優勝。
ライト級では決勝までをスリーパーホールドで勝ち上がった、
大西 佑磨 (兵庫/総合格闘技ゴンズジム)が
ライト級本命の鎌田 雅也 (兵庫/Kzファクトリー姫路)を判定0-2で破り優勝。
この大西選手は入門してわずか4ヶ月。
その身体能力の高さと動きの的確さに本部席から経歴の確認をしたほどである。
ウエルター級は4名エントリー中、現役高校生が3名という実にフレッシュなトーナメントに。柔道経歴のある井上 慶祐 (広島/TKエスペランサ)が有利と思われたが、
その経歴を若さが覆し高校生の音田 祐輔 (鳥取/PUREBRED鳥取)が優勝。
このウェルター級トーナメントでは、パンチの打合いが多い展開になり、
打撃ディフェンス技術の重要性を再確認した。
ミドル級は2名エントリーで1試合決勝。濱田 直斗 (岡山/アブソリュート岡山)の技術の高さが際立ち、柴田 良介 (広島/TKエスペランサ)を肩固めで仕留め1本勝ちで優勝した。
ワンマッチではベテラン勢の好勝負が続いた。
フライ級の脇山 直明 (大阪/相補体術)が、本島 貴良 (広島/パラエストラ広島)からスリーパーで1本勝ち、続く2試合目は1月の井原オープントーナメント優勝の木村 旬志 (岡山/ゼロ戦クラブ)に3-0で判定勝ち。
バンタム級は関西のベテラン、谷口 友康 (大阪/Team Free Style)が、堀川 滉介 (高知/TEAM一領具足)に3-0で判定勝ちした。
そしてフェザー級は注目の中四国対決が続いた。28戦のキャリアを持つ別所 竜弥 (徳島/アンドレイオス)が、石井 逸人 (広島/総合格闘技道場BURST)と対戦。
いつものスタミナと圧力が感じられない別所に石井が猛攻。すでに中国選手権を制し全日本行きを決めている石井の勢いはここでも止まらず、0-3で大ベテランを退けてみせた。
そしてメインに再び現れた別所は、近藤 洋平 (広島/総合格闘技道場BURST)と対戦。
近藤は23戦というキャリア以上の技術を持つ好敵手。別所の動きが戻るも近藤が凌ぎ攻め、3-0というスコア以上の接戦となり最後は別所が勝利した。
大会MVP賞にはライト級優勝の大西 佑磨 (兵庫/総合格闘技ゴンズジム)が選出。
会場にブースを設けるなど、大会を盛り上げたINSPIRIT様から賞品をご提供頂き、佐藤ルミナ委員長が大西選手に手渡しました。
大会終了後には、アマチュア修斗普及委員長を務める佐藤ルミナ氏による修斗セミナーが開催。このセミナーで特に目を引いたのは、現役プロシューターが多く参加していた点でした。貪欲に技術を習得しようとするその志は、多くのアマ選手に見習って欲しいと感じました。
大会全体を振り返れば、この日の武道場内は非常に蒸し暑く、じっくり観戦するには不向きでした。それでも多くの選手友人や一般観戦者が訪れ、最後まで選手達に声援を送り続ける姿に、アマチュア修斗の素晴らしさを再認識することが出来ました。ただ非常に残念であったのは、ほんの一部による会場使用と運営に対するマナー違反でした。まず申込用紙の記入捺印と参加費の不備、選手登録用紙への未記入欄の多さに加え、グローブなど防具の扱いの悪さとスタッフへの態度。更に加えて、大会終了時のゴミの多さです。長年に渡りアマ大会とプロ興行を手伝って来た地元スタッフ達も、今大会のマナーの悪さには残念がっていました。各道場代表には提出書類の点検と、マナー向上をこの場を借りて申し上げたいと思います。
本大会では多くの地元企業様からスポンサードをいただきました。また地元津山市と教育委員会の御後援を受けての開催は初めての試みでもあり、更に津山市観光協会様からはガイドマップを配布用に頂くなど、地元の多大なる理解と協力があり大会は盛大に無事終了することが出来ました。すでに後援の継続と近隣の自治体からも後援の申し出があり、会場誘致のお話も頂いています。これを受け今後の大会運営についていろいろ検討したいと考えています。また次回TORAO NS主催大会は9月28日に福岡県内で開催が決定しています。
遠方よりエントリーして頂いた選手並びに道場関係者の皆様、本大会運営スタッフと佐藤ルミナ委員長には心から御礼申し上げます。
また最後になりましたが、広島市内でおきました土砂災害に被災された方々には心からお見舞い申しあげます。復興に多くの広島修斗道場関係者が尽力されていると聞いています。
皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。
■キッズMMA発表会
総合格闘技道場BURST(広島県福山市)
小山獅良(こやま しろう/7歳) 伊藤怜海(いとう れい/6歳)
伊藤凛海(いとう るい/7歳)
総合格闘技道場セコンドアウト(岡山県津山市)
樋口晴仁(ひぐち はるひと/11歳) 栃山壱心(とちやま いしん/11歳)
楠竜信(くすのき りゅうしん/11歳) 岩原聖人(いわはら まさと/10歳)
津田太一(つだ たいち/10歳) 吉田琉真(よしだ りゅうま/10歳)
大会MVP賞 大西 佑磨 (兵庫/総合格闘技ゴンズジム)
*INSPIRIT提供
■中四国ルーキートーナメント/フライ級/2名
優 勝 片山 祐作 (岡山/ゼロ戦クラブ水島支部)
■中四国ルーキートーナメント/バンタム級/4名参加
優 勝 原 猛司 (山口/毛利道場)
準優勝 門田 省吾 (広島/総合格闘技道場BURST)
■中四国ルーキートーナメント/フェザー級/7名参加
優 勝 福永 涼 (岡山/ゼロ戦クラブ)
準優勝 清水 雄登 (広島/TKエスペランサ)
3 位 小西 陽平 (鳥取/PUREBRED鳥取)
児玉 亮太 (高知/TEAM一領具足)
■中四国ルーキートーナメント/ライト級/8名参加
優 勝 大西 佑磨 (兵庫/総合格闘技ゴンズジム)
準優勝 鎌田 雅也 (兵庫/Kzファクトリー姫路)
3 位 田中 崇晴 (兵庫/総合格闘技ゴンズジム)
平石 公介 (広島/TKエスペランサ)
■中四国ルーキートーナメント/ウェルター級/4名参加
優 勝 音田 祐輔 (鳥取/PUREBRED鳥取)
準優勝 吉木 蓮 (鳥取/PUREBRED鳥取)
■中四国ルーキートーナメント/ミドル級/2名参加
優 勝 濱田 直斗 (岡山/アブソリュート岡山)
2014年8月14日木曜日
アマ修斗 7/27 東北選手権 大会レポート
[大会名]第8回東北アマチュア修斗選手権大会
[開催日]2014年7月27日(日)
[会 場]福島県福島市/フィットネスジムDNA 〒960-8031 福島県福島市栄町1-1 パワーシティピボット内
[会 場]福島県福島市/フィットネスジムDNA 〒960-8031 福島県福島市栄町1-1 パワーシティピボット内
[主 催]日本修斗協会 東北選手権実行委員会
7/27(日)福島県福島市で第8回アマチュア修斗東北選手権が 開催され、全日本アマチュア修斗選手権の出場権をかけて6階級で 熱戦が繰り広げられた。本大会が、 本年ラストの全日本トライアルでした。
バンタム級、4名が参加。初出場のホープ!STFの箕輪が打撃、 寝技ともいい動きをみせた。決勝戦、 青森インサニティーの小野との対戦打撃の攻防からバックをキープ しスリーパーで一本勝ち初出場で優勝となった。
フェザー級、10名が出場。昨年、 東北選手権を優勝ながら諸事情で全日本出場を断念した芳原が2連 覇を狙う。初戦はバックをキープする展開で判定勝ち、 準決勝を腕十字で危なげなく決勝進出。逆ブロックからは、STF 浦和の中村が初戦を判定勝ち、 準決勝を肩固めで一本勝ちをし芳原との対戦となった。決勝、 強烈なストレートをもつ芳原だが、ここは組み合いにいく。 芳原がテイクダウンをするもバランスを崩し中村が一気にマウント へ。芳原がハーフに戻すと中村はこれを嫌いスタンドへ。 再び組み合いとなり、芳原が今度は綺麗にテイクダウン、十字へ。 これに反応し起き上がる中村。 しかし芳原が下になったまま十字を極め中村がタップアウト。 芳原が東北選手権2連覇となった。
ライト級、東北選手権2連覇を狙う大ベテラン児玉(ブレイブハー ト)が登場。しかし、 初出場で最年長出場のクロウフォレスト奥平に判定で敗れる。 逆ブロックでは、 優勝候補でもあった高橋も伏兵の榎本に敗れ大荒れの展開となった 。決勝に勝ち上がったのは、寝技が強いSAI-GYM若林と準決 勝で榎本にスリーパーで勝利したブレイブハートの一條だ。 決勝は、一條は早い打撃で攻め、 若林がテイクダウンを狙う展開に。 若林のタックルを潰しサイドポジションを取るなど一條が優位に攻 めるも若林もしつこくテイクダウンを仕掛ける。 一條が尻もちを付く所までは行くが完全にトップを取れない若林。 最後は一條が三角絞めの形へ入るがタイムアップ。判定2-1で一 條が優勝となった。
ウェルター級、 北信越選手権優勝で既に全日本出場権を手にしているブレイブハー ト葛西が東北選手権も出場し、準決勝パラエストラTBの井上を投 げで優位に攻め判定で決勝進出。
北信越選手権決勝で好勝負をしたピロクテテス山子も出場、 しかし、一回戦、柔術黒帯のWARP津川にバックチョークで敗退 。津川は続く準決勝も腕十字で勝利し、決勝へ。
決勝戦、津川は、打撃を嫌いタックルを再三狙うが、 葛西は打撃とタックル切りをうまく使い分けテイクダウンを全く許 さない。打撃で優勢だった葛西が北信越に続き優勝。
ミドル級、打撃で攻める加藤に対し、 坂野がテイクダウンをして優位に進め判定勝利。
ライトヘビー級、開始早々遠藤の膝が偶然に更科の下腹部へ入り、 一時中断。更科の体調が回復せず試合終了。 トーナメント決勝戦のため、 それまでの優越で勝敗が決まるテクニカル判定で遠藤が優勝となっ た。
東北アマチュア修斗選手権実行委員 佐藤豪
2014年8月9日土曜日
アマ修斗 8/3 山口新人戦T&ワンマッチ 大会レポート
[大会名]SHOOTO CHALLENGE YAMAGUCHI 01
[主催]毛利道場
[認定]JSA(アマチュア修斗のみ)
[日時]2014年8月3日(日)
[場所]山口県防府市/防府市武道館
2008年以来ほぼ毎年、山口フリーファイトや山口オープントーナメントなどのアマチュア修斗・山口大会を開催してきたが、試合経験の少ない選手も参加して欲しいとの願いを込めて、今回から「SHOOTO CHALLENGE YAMAGUCHI」という大会名を冠することに決めた。
今回は、アマ修斗は新人戦トーナメントとワンマッチの2部門での開催とした。
近県及び近い日程で格闘技大会が開催されたこともあり、残念ながら申込者数は少なく、
今大会でのアマチュア修斗の試合は新人戦トーナメントが4試合、ワンマッチが1試合の、全5試合だった。
第1試合は新人戦トーナメント・ウェルター級の1回戦。
17歳の富島 政徳(山口/CHANGE)が32歳の福田 豊明(山口/毛利道場)と対戦。
序盤は富島が打撃で押す。福田が寝技に持ち込んでバックを奪いかけるも、足のフックが甘く、上を取り返される。
スタンドの攻防に戻り、首相撲から富島の膝が何発も福田の頭部やボディにヒット。
嫌がった福田は引き込んだものの、攻め手を欠き、逆にマウントを奪われてしまう。
3-0で富島の判定勝ち。
第5試合は新人戦トーナメント・フェザー級の決勝戦。
空手道場の師範であり、43歳にしてアマ修斗に初挑戦の岡 誠(山口/Team Oka)に対して、
岡本 瞬(福岡/9's MMA)がローキックを何度もヒットさせる。
岡もサウスポーに変化して、ローキックやロングフックで反撃する。
お互いのパンチの攻防から距離が詰まり、岡本が両脇を差してテイクダウン。サイドへ。
岡本は上四方からアームロックのチャンスを窺う。岡は何とか立ち上がろうとするものの、岡本は押し込んでマウントを奪取。上から三角締めを狙ったが、これは体勢が十分ではなく、岡に上を取られたところで1Rが終了。
2R開始早々、岡本はタックルからテイクダウン狙い。岡は懸命に防御するも、
岡本はスタンドバックの状態から横に振ってテイクダウン、マウント。
腕十字のアタックからオモプラッタ、三角締め、最後は再び腕十字に変化して、
2R 1'36" テクニカル一本勝ちを収めた。
第6試合は新人戦トーナメント・ライト級の決勝戦。
試合開始早々、倉信 洋一郎(山口/毛利道場)のアウトローが何発かヒットするが、
河本 弘史(山口/長州総合格闘技クラブ)も縦拳の左ジャブをクリーンヒットさせる。
河本がタックルでテイクダウン。しかし、上下とも攻め手がなく、ブレイク。
スタンドでパンチが交錯するところ、河本が再びタックルで持ち上げてテイクダウン。
倉信はフロントスリーパーホールドを狙うが、掛かりが浅く、首を抜かれて1R終了。
2R、パンチの攻防から組みに。もつれた状態から河本が上になるも、倉信は下から三角締めを狙う。
河本がリフトしてブレイク。
再開後、倉信はスタンドバックから横に振ってテイクダウン。
マウントから肩固めを狙ったものの極まらず、ブリッジで上を取り返されて2R終了。
判定は、ジャッジ1名が倉信を支持、他の2名はドロー。
2分間の延長Rへ。
倉信は打撃でプレッシャーをかける。河本は疲れたか、手が出なくなり、下がる。
レフェリーから口頭注意を受けた河本は気力を振り絞ってロングフックをヒットさせる。
タックルに来た河本を倉信はがぶり、フロントスリーパーホールド。首を抜かれたものの、
腕十字に変化して、延長R 1'45" 倉信がテクニカル一本勝ち。
※最後まで諦めなかった姿勢が評価され、倉信が今大会のアマチュア修斗部門のMVPに選ばれた。
第7試合は新人戦トーナメント・ウェルター級の決勝戦。
松塚 弘樹(山口/毛利道場)は182cm、富島 政徳(山口/CHANGE)は176cmと、長身の2人による対戦となった。
パンチの交錯から組みの展開に。タックル気味に松塚が上になるが、富島は首に腕を巻き付けて凌ごうとする。
松塚が首を抜いてマウント。
富島が起き上がろうとするところ、松塚はバックに回り、1R 2'03" スリーパーホールドで一本勝ちを収めた。
第11試合はワンマッチ・バンタム級の3分2R。
中園 将生(福岡/赤崎道場 A-SPIRIT)は今年の九州選手権で優勝した17歳。ここですっきり勝って、
10/12の全日本選手権への弾みとしたいところ。
対する原 猛司(山口/毛利道場)は36歳。アマ修斗戦績2勝は、KOと一本勝ち。
他の団体のプロのリングでプロシューターと対戦して接戦を演じた経験を持つ。
試合開始早々、中園が前足でのミドルから後ろ回し蹴りへと繋ぐ。原は右ストレートで迎え撃つ。
中園が再び後ろ回し蹴りを出したところで原が距離を詰めてテイクダウン、上になる。
しかし、中園の下からのガードワークが巧く、原はパスできない。逆に、下からの仕掛けへの対処に追われる。
中園がデラヒーバ的な動きからバックを奪うが、体勢が十分ではない。
原は中園を前に落とそうとするとともに、変則的なニンジャチョークを狙う。
原が上を取ったところで1R終了。
2R、中園のアウトローに合わせて原が右ストレート。押し倒すような形になるが、中園は素早く立ち上がる。
互いに牽制するところ、原が一気にタックルでテイクダウン。しかし、そこから攻めきれない。
隙を見て立ち上がろうとする中園に原はチキンウィングアームロックを仕掛けるが、中園も切り返す。
そのまま上下が目まぐるしく入れ替わる展開で、試合終了。
判定は、ジャッジ1名が原を支持したものの、ドローに終わった。
今大会では、修斗公式戦ではないが、旧・修斗グラップリングルールを使用した
第4回一心杯グラップリングトーナメントも開催された。
その中でもウェルター級は、プロシューターの結城 大樹(福岡/9's MMA)、小田 光二(山口/SHOOTO GYM BLOOM)、VTJ 5thに出場した摩嶋 一整(山口/毛利道場)らのほか、
トップアマ選手たちが出場し、レベルの高い攻防を展開した。
観戦していた佐藤ルミナアマチュア修斗委員長も「これ、金を取れるんじゃない?」と漏らしていた。
最終的に、摩嶋がプロシューター2人を判定で連破し、優勝を決めた。
大会終了後、佐藤ルミナ委員長によるセミナーが開催された。
体の捌き方、打投極の繋ぎの動き、得意の足関節など、
参加者たちは山口県を初めて訪れたルミナ選手の指導に熱心に耳を傾けていた。
セミナー後は、ルミナ選手に記念写真やサインを求める姿も見受けられた。
上述のように、残念ながら今大会には出場者が少なかった。
選手権(地区予選)に比べると、当然ながらさほどレベルの高くない試合展開もあったが、
出場選手たちのアグレッシブな気持ちは出ているように感じた。
他の団体や組織の主催大会もあり、
競技人口がそう多くない地域でアマ修斗の大会に選手を集めるのは難しい。
それでも、山口県に修斗が普及するよう、
或いは山口県や近隣の選手たちにアマ修斗の舞台を提供できるよう、
微力ではあるが今後も尽力していきたいと思う。
出場してくれた選手の皆さんと大会運営にご協力いただいた関係各位に、
心から御礼申し上げます。
毛利道場 村井 貴史
[主催]毛利道場
[認定]JSA(アマチュア修斗のみ)
[日時]2014年8月3日(日)
[場所]山口県防府市/防府市武道館
2008年以来ほぼ毎年、山口フリーファイトや山口オープントーナメントなどのアマチュア修斗・山口大会を開催してきたが、試合経験の少ない選手も参加して欲しいとの願いを込めて、今回から「SHOOTO CHALLENGE YAMAGUCHI」という大会名を冠することに決めた。
今回は、アマ修斗は新人戦トーナメントとワンマッチの2部門での開催とした。
近県及び近い日程で格闘技大会が開催されたこともあり、残念ながら申込者数は少なく、
今大会でのアマチュア修斗の試合は新人戦トーナメントが4試合、ワンマッチが1試合の、全5試合だった。
第1試合は新人戦トーナメント・ウェルター級の1回戦。
17歳の富島 政徳(山口/CHANGE)が32歳の福田 豊明(山口/毛利道場)と対戦。
序盤は富島が打撃で押す。福田が寝技に持ち込んでバックを奪いかけるも、足のフックが甘く、上を取り返される。
スタンドの攻防に戻り、首相撲から富島の膝が何発も福田の頭部やボディにヒット。
嫌がった福田は引き込んだものの、攻め手を欠き、逆にマウントを奪われてしまう。
3-0で富島の判定勝ち。
第5試合は新人戦トーナメント・フェザー級の決勝戦。
空手道場の師範であり、43歳にしてアマ修斗に初挑戦の岡 誠(山口/Team Oka)に対して、
岡本 瞬(福岡/9's MMA)がローキックを何度もヒットさせる。
岡もサウスポーに変化して、ローキックやロングフックで反撃する。
お互いのパンチの攻防から距離が詰まり、岡本が両脇を差してテイクダウン。サイドへ。
岡本は上四方からアームロックのチャンスを窺う。岡は何とか立ち上がろうとするものの、岡本は押し込んでマウントを奪取。上から三角締めを狙ったが、これは体勢が十分ではなく、岡に上を取られたところで1Rが終了。
2R開始早々、岡本はタックルからテイクダウン狙い。岡は懸命に防御するも、
岡本はスタンドバックの状態から横に振ってテイクダウン、マウント。
腕十字のアタックからオモプラッタ、三角締め、最後は再び腕十字に変化して、
2R 1'36" テクニカル一本勝ちを収めた。
第6試合は新人戦トーナメント・ライト級の決勝戦。
試合開始早々、倉信 洋一郎(山口/毛利道場)のアウトローが何発かヒットするが、
河本 弘史(山口/長州総合格闘技クラブ)も縦拳の左ジャブをクリーンヒットさせる。
河本がタックルでテイクダウン。しかし、上下とも攻め手がなく、ブレイク。
スタンドでパンチが交錯するところ、河本が再びタックルで持ち上げてテイクダウン。
倉信はフロントスリーパーホールドを狙うが、掛かりが浅く、首を抜かれて1R終了。
2R、パンチの攻防から組みに。もつれた状態から河本が上になるも、倉信は下から三角締めを狙う。
河本がリフトしてブレイク。
再開後、倉信はスタンドバックから横に振ってテイクダウン。
マウントから肩固めを狙ったものの極まらず、ブリッジで上を取り返されて2R終了。
判定は、ジャッジ1名が倉信を支持、他の2名はドロー。
2分間の延長Rへ。
倉信は打撃でプレッシャーをかける。河本は疲れたか、手が出なくなり、下がる。
レフェリーから口頭注意を受けた河本は気力を振り絞ってロングフックをヒットさせる。
タックルに来た河本を倉信はがぶり、フロントスリーパーホールド。首を抜かれたものの、
腕十字に変化して、延長R 1'45" 倉信がテクニカル一本勝ち。
※最後まで諦めなかった姿勢が評価され、倉信が今大会のアマチュア修斗部門のMVPに選ばれた。
第7試合は新人戦トーナメント・ウェルター級の決勝戦。
松塚 弘樹(山口/毛利道場)は182cm、富島 政徳(山口/CHANGE)は176cmと、長身の2人による対戦となった。
パンチの交錯から組みの展開に。タックル気味に松塚が上になるが、富島は首に腕を巻き付けて凌ごうとする。
松塚が首を抜いてマウント。
富島が起き上がろうとするところ、松塚はバックに回り、1R 2'03" スリーパーホールドで一本勝ちを収めた。
第11試合はワンマッチ・バンタム級の3分2R。
中園 将生(福岡/赤崎道場 A-SPIRIT)は今年の九州選手権で優勝した17歳。ここですっきり勝って、
10/12の全日本選手権への弾みとしたいところ。
対する原 猛司(山口/毛利道場)は36歳。アマ修斗戦績2勝は、KOと一本勝ち。
他の団体のプロのリングでプロシューターと対戦して接戦を演じた経験を持つ。
試合開始早々、中園が前足でのミドルから後ろ回し蹴りへと繋ぐ。原は右ストレートで迎え撃つ。
中園が再び後ろ回し蹴りを出したところで原が距離を詰めてテイクダウン、上になる。
しかし、中園の下からのガードワークが巧く、原はパスできない。逆に、下からの仕掛けへの対処に追われる。
中園がデラヒーバ的な動きからバックを奪うが、体勢が十分ではない。
原は中園を前に落とそうとするとともに、変則的なニンジャチョークを狙う。
原が上を取ったところで1R終了。
2R、中園のアウトローに合わせて原が右ストレート。押し倒すような形になるが、中園は素早く立ち上がる。
互いに牽制するところ、原が一気にタックルでテイクダウン。しかし、そこから攻めきれない。
隙を見て立ち上がろうとする中園に原はチキンウィングアームロックを仕掛けるが、中園も切り返す。
そのまま上下が目まぐるしく入れ替わる展開で、試合終了。
判定は、ジャッジ1名が原を支持したものの、ドローに終わった。
今大会では、修斗公式戦ではないが、旧・修斗グラップリングルールを使用した
第4回一心杯グラップリングトーナメントも開催された。
その中でもウェルター級は、プロシューターの結城 大樹(福岡/9's MMA)、小田 光二(山口/SHOOTO GYM BLOOM)、VTJ 5thに出場した摩嶋 一整(山口/毛利道場)らのほか、
トップアマ選手たちが出場し、レベルの高い攻防を展開した。
観戦していた佐藤ルミナアマチュア修斗委員長も「これ、金を取れるんじゃない?」と漏らしていた。
最終的に、摩嶋がプロシューター2人を判定で連破し、優勝を決めた。
大会終了後、佐藤ルミナ委員長によるセミナーが開催された。
体の捌き方、打投極の繋ぎの動き、得意の足関節など、
参加者たちは山口県を初めて訪れたルミナ選手の指導に熱心に耳を傾けていた。
セミナー後は、ルミナ選手に記念写真やサインを求める姿も見受けられた。
上述のように、残念ながら今大会には出場者が少なかった。
選手権(地区予選)に比べると、当然ながらさほどレベルの高くない試合展開もあったが、
出場選手たちのアグレッシブな気持ちは出ているように感じた。
他の団体や組織の主催大会もあり、
競技人口がそう多くない地域でアマ修斗の大会に選手を集めるのは難しい。
それでも、山口県に修斗が普及するよう、
或いは山口県や近隣の選手たちにアマ修斗の舞台を提供できるよう、
微力ではあるが今後も尽力していきたいと思う。
出場してくれた選手の皆さんと大会運営にご協力いただいた関係各位に、
心から御礼申し上げます。
毛利道場 村井 貴史
2014年7月23日水曜日
アマ修斗 7/20 四国選手権 大会レポート
【大会名】第7回四国アマチュア修斗選手権大会
【主催】(一社)日本修斗協会 四国選手権実行委員会
【開催日時】2014年7月20日(日)
【会場】香川県高松市/高松市総合体育館 第2武道場
今年の西日本最後の地区選手権となった四国選手権は、46名のエントリー(3名欠場)。
フライ級4名出場。折衝船は谷口宜史(岡山/ゼロ戦クラブ)と九州選手権準優勝の向吉武史(愛媛/パラエストラ愛媛)の対戦。2R、向吉選手が終始優勢に攻め込むもは谷口選手が一瞬の隙をみて下からの腕ひしぎ十字固めで逆転の1本勝ち(テクニカル1本)で見事優勝。向吉選手は、2大会連続の準優勝。全日本選手権でも巻き返しに期待したい。
バンタム級は、9名出場。シード選手が初戦敗退する中、決勝に駒を進めたのは初出場の正田伊助(大阪/パラエストラ和泉)と生柄太一(兵庫/修斗GYM神戸)の関西勢同士の対決。
正田選手がテイクダウンから相手をしっかりコントロールし、サイドポジションから一気にバックを奪いそのままスリーパーホールドで相手を絞め落とし見事な1本勝ち。初出場、初優勝の正田選手。この勢いのまま全日本選手権も初出場、初優勝を目指して欲しい。
フェザー級は、9名エントリーで8名の出場。第1シードで昨年四国選手権準優勝の別所竜弥(徳島/アンドレイオス)の欠場が残念でしたが、決勝戦は若干18歳で関東選手権を制した田丸匠(愛知/NASCERDOSOL)と1回戦で中国選手権を制した椙田将弘(岡山/セコンドアウト)から1本勝ちした木船佑紀(広島/パラエストラ広島)の対戦。
1,2R共にトップポジションから攻めた木船選手が3-0の判定勝ち。安定したグランドコントロールで勝ち進んだ木船選手の全日本選手権での活躍に期待。
ライト級は13名エントリーで12名出場。中国選手権を圧倒的な戦いで制した青井人(岡山/セコンドアウト)がそのままの勢いで行くかと思いましたが初戦敗退。決勝に進出したのは、今津良介(大阪/place k scorpiongym)と辻宗一(愛媛/パラエストラ愛媛)。
1R、下からフットチョーク、オモプラッタ、三角締めなどを積極的に仕掛けた辻選手がコントロールする。2Rも下から積極的に仕掛けフロントスリーパーホールドにより林選手の1本勝ち。下からの極めの強さを武器に全日本選手権での活躍を期待する。
ウエルター級は4名出場。決勝は島田久嗣(福岡/パラエストラ北九州)と村田有生(大阪/修斗GYMS直心会)の対戦。開始早々、島田選手は初戦の打撃のダメージもあり鼻からの出血でドクターチェックを受ける。その後、果敢に攻めるも鼻からの出血が止まらず無念のレフリーストップ。優勝した村田選手も初戦でしっかり相手をコントロールし安定した戦いぶりでした。決勝戦は不完全燃焼な感じになったでの両者の全日本での活躍を期待したい。
ミドル級は、6名エントリーで5名出場。第1シードだった西山恭央(岡山/セコンドアウト)の欠場により本命不在の中、決勝に勝ち残ったのは地元香川の木内章太(香川/讃州四心會)と別府敬祐(大阪/無所属)の2名。
1,2R共にお互いスタンドでの攻防が多くなり両者決め手がないまま判定へ。0-1で規定票に達しなかったので延長戦へ突入。延長戦もスタンドでの攻防が中心となり、木内選手の右フックに対してローキックで優勢に試合を進めた別府選手の判定勝ち。
両者共に攻め手を欠いた戦いだったので、もう少しアグレッシブに攻めてほしかったです。
そのあたりを修正して、全日本選手権での活躍に期待したいです。
6階級中、四国勢の優勝が1名という結果になり、四国勢としては少し残念な結果ですが全体としては全体的にはアグレッシブな試合も多くいい大会となりました。
特にフェザー級、ライト級はレベルも高かったと思います。
今回出場権を獲得した選手はもちろんですが、各選手の全日本選手権での活躍を期待したいと思います。
四国アマチュア修斗選手権実行委員
豊島 孝尚
【主催】(一社)日本修斗協会 四国選手権実行委員会
【開催日時】2014年7月20日(日)
【会場】香川県高松市/高松市総合体育館 第2武道場
今年の西日本最後の地区選手権となった四国選手権は、46名のエントリー(3名欠場)。
フライ級4名出場。折衝船は谷口宜史(岡山/ゼロ戦クラブ)と九州選手権準優勝の向吉武史(愛媛/パラエストラ愛媛)の対戦。2R、向吉選手が終始優勢に攻め込むもは谷口選手が一瞬の隙をみて下からの腕ひしぎ十字固めで逆転の1本勝ち(テクニカル1本)で見事優勝。向吉選手は、2大会連続の準優勝。全日本選手権でも巻き返しに期待したい。
バンタム級は、9名出場。シード選手が初戦敗退する中、決勝に駒を進めたのは初出場の正田伊助(大阪/パラエストラ和泉)と生柄太一(兵庫/修斗GYM神戸)の関西勢同士の対決。
正田選手がテイクダウンから相手をしっかりコントロールし、サイドポジションから一気にバックを奪いそのままスリーパーホールドで相手を絞め落とし見事な1本勝ち。初出場、初優勝の正田選手。この勢いのまま全日本選手権も初出場、初優勝を目指して欲しい。
フェザー級は、9名エントリーで8名の出場。第1シードで昨年四国選手権準優勝の別所竜弥(徳島/アンドレイオス)の欠場が残念でしたが、決勝戦は若干18歳で関東選手権を制した田丸匠(愛知/NASCERDOSOL)と1回戦で中国選手権を制した椙田将弘(岡山/セコンドアウト)から1本勝ちした木船佑紀(広島/パラエストラ広島)の対戦。
1,2R共にトップポジションから攻めた木船選手が3-0の判定勝ち。安定したグランドコントロールで勝ち進んだ木船選手の全日本選手権での活躍に期待。
ライト級は13名エントリーで12名出場。中国選手権を圧倒的な戦いで制した青井人(岡山/セコンドアウト)がそのままの勢いで行くかと思いましたが初戦敗退。決勝に進出したのは、今津良介(大阪/place k scorpiongym)と辻宗一(愛媛/パラエストラ愛媛)。
1R、下からフットチョーク、オモプラッタ、三角締めなどを積極的に仕掛けた辻選手がコントロールする。2Rも下から積極的に仕掛けフロントスリーパーホールドにより林選手の1本勝ち。下からの極めの強さを武器に全日本選手権での活躍を期待する。
ウエルター級は4名出場。決勝は島田久嗣(福岡/パラエストラ北九州)と村田有生(大阪/修斗GYMS直心会)の対戦。開始早々、島田選手は初戦の打撃のダメージもあり鼻からの出血でドクターチェックを受ける。その後、果敢に攻めるも鼻からの出血が止まらず無念のレフリーストップ。優勝した村田選手も初戦でしっかり相手をコントロールし安定した戦いぶりでした。決勝戦は不完全燃焼な感じになったでの両者の全日本での活躍を期待したい。
ミドル級は、6名エントリーで5名出場。第1シードだった西山恭央(岡山/セコンドアウト)の欠場により本命不在の中、決勝に勝ち残ったのは地元香川の木内章太(香川/讃州四心會)と別府敬祐(大阪/無所属)の2名。
1,2R共にお互いスタンドでの攻防が多くなり両者決め手がないまま判定へ。0-1で規定票に達しなかったので延長戦へ突入。延長戦もスタンドでの攻防が中心となり、木内選手の右フックに対してローキックで優勢に試合を進めた別府選手の判定勝ち。
両者共に攻め手を欠いた戦いだったので、もう少しアグレッシブに攻めてほしかったです。
そのあたりを修正して、全日本選手権での活躍に期待したいです。
6階級中、四国勢の優勝が1名という結果になり、四国勢としては少し残念な結果ですが全体としては全体的にはアグレッシブな試合も多くいい大会となりました。
特にフェザー級、ライト級はレベルも高かったと思います。
今回出場権を獲得した選手はもちろんですが、各選手の全日本選手権での活躍を期待したいと思います。
四国アマチュア修斗選手権実行委員
豊島 孝尚
2014年7月11日金曜日
アマ修斗 7/6 関東選手権 大会レポート
[大会名]第13回関東アマチュア修斗選手権大会
[開催日]2014年7月6日(日)
[会 場]東京都台東区/台東リバーサイドスポーツセンター 第一武道場
[主 催]日本修斗協会 関東選手権実行委員会
今回で第13回を迎えた、アマチュア修斗の関東選手権大会。総参加人数47名と、例年よりも参加者はやや少なかったが、本年も全日本を目指してプロ顔負けの熱い試合が繰り広げられた。
[会 場]東京都台東区/台東リバーサイドスポーツセンター 第一武道場
[主 催]日本修斗協会 関東選手権実行委員会
今回で第13回を迎えた、アマチュア修斗の関東選手権大会。総参加人数47名と、例年よりも参加者はやや少なかったが、本年も全日本を目指してプロ顔負けの熱い試合が繰り広げられた。
ライトヘビー級は3名参加。小野 一幸(神奈川/roots)と上野 勇貴(栃木/AACC-SPIDER)の準決勝は、上野のパンチで小野がダウンするも小野がじっくり下から作ってヒール、アンクルホールドで逆襲。上野の顔が苦痛で歪むもタップせず、スタンドに戻り最後小野が意地のテイクダウン。逆転判定勝ちで小野が決勝に進むも、膝の負傷で小野が棄権。中村 邦夫(神奈川/ライジングサン)が闘わずして優勝となった。
ここで、敗れた上野が中村との対戦を直訴。中村もこれを快諾し、急遽ワンマッチの参考試合として中村 対 上野が実現した。この試合は、パンチと蹴りが交錯する打撃戦となったが、テイクダウンも仕掛けていった中村が2-0の判定勝ち。優勝者としての意地を見せた。
ミドル級では昨年の関東選手権3位、VTJのオープニングファイトにも出場している奥津 和志(茨城/マッハ道場)がレスリング力を発揮し、初戦の準決勝をテイクダウンとトップキープで完勝すると、決勝も田口 泰地(神奈川/roots)から両足タックルでテイクダウンを奪い、バックに回り込んでスリーパーホールド。1R一本勝ちで優勝を決めた。
ウェルター級では、初出場の松嶋 朔(神奈川/AACC)が大活躍。一回戦、佐須 啓祐(神奈川/MASTER JAPAN)との打撃戦、ど突き合いに一歩も引かず判定勝ちすると、二回戦は前蹴りと膝を当ててからタックルでテイクダウンし、スリーパーホールドで一本。準決勝では、レスリング力とポジショニングでも上手さを見せ、トップから肩固め等で攻めて3-0判定勝ち。決勝に駒を進める。もう一方のブロックからは、首相撲からの膝、ワンツーからミドルのコンビネーションが冴える笹 晋久(新潟/ピロクテテス新潟)が勝ち上がってきた。
迎えた決勝。1R、松嶋前蹴りを見せながら、準決勝で猛威をふるった笹の首相撲にも怯まず渡り合い。要所要所でレスリングの強さを見せ、ダックアンダーからテイクダウンしマウントを奪って1Rを終える。2Rも、大内刈り、小外掛け、片足タックルで次々とテイクダウンを奪い、ジャッジ三者とも20-18のフルマークで優勝を決めた。
ライト級。ウェルター級の松嶋と同じく初出場ながら、今大会MVP級の活躍をしたのが安藤 達也(東京/TRIBE TOKYO M.M.A. )だ。TRIBE TOKYO M.M.A. の長南代表が、自信を持ってアマチュア修斗に送り込んできたという選手であり、それに違わぬ強さを安藤は見せた。安藤は一回戦、2013年第2回小田原FF優勝の榎本 明(東京/リバーサルジム東京スタンドアウト)を、気持ちの強さがうかがえる打撃の攻防から、両足タックルでテイクダウンしトップキープ。フルマークの判定で下すと、二回戦は、差しからの膝、クリンチアッパー等MMA特有の攻撃も見せ、テイクダウンし、グラウンドで抜群のボディコントロールからマウントも奪い完勝。続く準決勝では、今年の北信越選手権準優勝の星野 豊(新潟/SAI-GYM)と対戦。安藤が首投げでテイクダウンでトップ。立ちに戻り、星野組み技の上手さを見せてスタンドバックからグラウンドに移行。前に落とそうとする安藤に対し、星野が後ろ三角絞めを仕掛ける。後ろ三角外れ、最後星野が飛び膝。そこから殴り合いになり、安藤が最後テイクダウンしたところで終了。星野の寝技に苦しんだが、安藤が判定3-0で競りかって決勝進出を決めた。
もう一方のブロックからは、決勝までの三試合のうち二試合を腕ひしぎ十字固めを極め一本勝ちをした、グラウンドコントロールの上手い丸岡 厚志(群馬/アクシス柔術アカデミー群馬支部)が上がってきた。
迎えた決勝。安藤は、1R両足タックルからリフトして豪快にテイクダウン。パスしサイドから更にバックを奪い、腰をきめて丸岡の体を伸ばす。そのままズバッと丸岡の首に腕を差し入れ、スリーパーホールドで一本勝ち! 完勝で、初出場、初優勝を果たした。
フェザー級は、今年の東海選手権3位の田丸 匠(岐阜/NASCER DO SOL)が連続参戦。初戦、蹴り脚をキャッチされ下になるも、すぐさま三角絞めへ。徐々に形を作ってゆき、極めきれないままもその形のままタイムアップ。3-0で判定勝ち。準決勝も、バックから流れるような動きで腕ひしぎ十字固めに入り一本勝ち。グラウンドスキルの高さを見せる。反対ブロックからは、2014年東京オープン優勝の長谷川 直弘(東京/AACC)が2連続のスリーパーホールドによる一本勝ちで決勝に上がってきた。
決勝は大激戦となった。蹴りの打ち合いから首相撲、テイクダウンにいくが、お互い際の動きで止まらず背中をつけないで立ち上がる。ノンストップの攻防は甲乙付け難かったが、1R終盤のアキレス腱固めの攻めや、2Rテイクダウンの仕掛けがやや多かった田丸が、判定2-0で振り切り優勝。全日本の出場枠を得た。
バンタム級は、一回戦鮮やかなグラウンドから立ちバックへのムーブを見せた前山 哲平(東京/AACC)が、準決勝の亀井 拓哉(東京/パラエストラ池袋)の打撃に手こずるも判定2-1の僅差で下し決勝進出。逆ブロックの準決勝は、パンチと両足タックルで攻めた志賀 竜太郎(千葉/パラエストラ松戸)がこちらも2-1のスプリットを制して勝ち上がってきた。
決勝は、志賀が両足タックルからテイクダウンしバックを奪えば、前山も志賀を前に落としてサイド、逆にバックを奪う等一進一退の攻防。本戦は志賀に一票入るも1-0で規定の票数に達せず2分間の延長戦へ。延長戦は、前山が上手く腕ひしぎ十字固めに入り一本勝ち。熱戦に終止符をうち、バンタム級を制した。
フライ級は、一回戦シードの高倉 宏平(埼玉/総合格闘技道場STF)が、初戦の準決勝でスリーパーホールドで一本勝ちして決勝進出。逆サイドからは水野 稜(神奈川/roots)が勝ち上がり、決勝は2014年東京オープン決勝の再戦となった。
迎えた決勝。1R水野がストレート、ミドル、ハイの打撃で攻めれば、高倉はタックルから立ちバック。グラウンドに移行し、高倉がバックから腕十字も水野が脱出しトップを奪う。2R序盤、高倉が細かいパンチ。水野が高倉の膝に合わせて、タックルでテイクダウンしサイドを奪うも、高倉がブリッジからいわゆるテッポウで上を取り返し、逆にサイド。最後、マウントまで奪い試合終了。高倉が、ポジショニングの上手さを見せ、三者20-18のフルマークで3-0判定勝ち。東京オープンに続いて連続優勝を飾った。
今大会全体を通して、ジム単位では優勝者2名、準優勝者1名を排出したAACCの躍進が目立った。フィジカルが強く、打投極のバランスの取れた選手が多かった。
大会ベストバウトを一つ挙げるとすれば、フライ級一回戦、田口 博也(千葉/パラエストラTB)と室伏 泰我(神奈川/roots)との一戦だろう。序盤からの打撃戦で室伏の細かいパンチのコンビネーションやたまに放つロングフックがヒットし優勢。試合をコントロールする。後半、田口も打撃を返していったが、試合時間も残り1分を切りこのまま室伏の判定勝ちかと思われた矢先、足の止まっていた室伏の脇腹に田口の左ミドルがクリーンヒット! 悶絶して崩れ落ちる室伏のバックを奪った田口がスリーパーホールドで一本勝ち。プロでも中々見られない大逆転劇であった。
個人に目を向けると、共に初出場だったライト級優勝の安藤 達也(東京/TRIBE TOKYO M.M.A. )と、ウェルター級優勝の松嶋 朔(神奈川/AACC)が目をひいた。
安藤は抜群のレスリング力を持ち、グラウンドでも相手をコントロールする術に長けている。打撃でも、普通のボクシングだけでなくクリンチアッパーや差しからの膝等MMAならではの攻撃も上手かった。気持ちも強く、決勝で見せたスリーパーホールドのような極めもできる。
一方の松嶋も、高いレスリング力と、空手の打撃を使いこなす個性的な選手。パンチの打ち合いでも引かず、要所要所で前蹴りを効果的に使っていた。あれで、対戦相手は中々前に出れなくなっていた。こちらも二回戦で一本を奪ったスリーパーや、準決勝で仕掛けた肩固めのような極めもある選手だ。
両選手を始め今大会に参戦した選手の全日本選手権大会での活躍を期待したい。
また、閉会式の大会総評で草柳レフリーが話していたように、今大会では金的、立ち際の加撃による反則が多く見られた。次大会以降、大会に参戦する選手の方々には、好試合に水をさすような反則はせず、ぜひ正々堂々とした闘いを心掛けていただけるようお願いしたい。
第13回関東アマチュア修斗選手権大会実行委員長
大内 敬
登録:
投稿 (Atom)